ROSE







      緋色の花を握り締め 湖の縁に立つ
      焼けつく太陽の光が 全てを燃した
      何も残らない 欠片も








      気がつけば 奈落の底は目の前
      誰もいない 来ない助けを求め
      貴方だけは 私を裏切らないと
      浅はかな思考で 願ってた








      緋色の花を握り締め 湖の縁に立つ
      氷つける深淵の水が 全てを沈めた
      何も残らない 欠片も








      緋い花びら 水面に舞い落ちて
      私の心を ただ無情に掻き乱す
      誰かいて 私を絶望から助けて
      届けよこの唄 誰かを呼び起こせ








      届かないものは 捨ててしまおう
      緋き衣と棘を纏わせて